カテゴリ:子供の靴選び



春休みにお子様の靴情報のアップデート
3月も半ばになりますと、子供たちの春休みに突入しますと心なしか世の中の空気が賑やかになる感じがしますね。花々や木々が目覚める季節のせいもあるかもしれませんが。 この春のお休みは、次ならステージへ進むお子さんのアップデートの時期。前から気になっていた歯医者さんや目の検査に行ったり、 髪を短くカットしたり、服を新調したり、靴を洗ったり、部屋の片づけをしたりなどなど。家族旅行に行って心機一転するのもいいですよね。 そんなこんなで、春休みは意外とあっという間に終わってしまうものです。そこにぜひ、お子さんの毎日履いている靴が本当に足に合っているのかどうか。今一度、足の情報のアップデートしてもらえたら靴屋として嬉しいです。 それは、子供の足はまだ成長の途中で、いかようにも変化していきます。その足を育て守るものは靴だからです。子供は足の痛みを感じにくいものです。特に幼児の足は厚い脂肪で覆われ、しかもやわらかい。 まるでクッションのような役割をしているので、その痛みがわかりずらいのです。しかも万が一そうでもなかなかその感じを言葉にのせらることは難しいと思います。

子供の足の成長は早いに。うかうかしてられないっ。
子供の足の成長は早く、特に3歳くらいまでは非常に早くなっています。忙しい大人にとって、半年はあっという間に経ちます。気が付かずに靴が小さくなっても履かせたままにしていませんか。 また「どうせすぐ小さくなる」「もったいない」と、大きめのサイズを選んでいませんか。大きいサイズの靴は足全体が前に滑ってしまい、まさにスリッパを履いて運動している状態。靴が脱げないように、趾(ゆび)を曲げたり上にそらしたりと足が緊張しっぱなし。知らないうちに足に負担をかけているのです。そのままの状態が続くと、趾が曲がってしまったり、趾を使わないためにアーチの形成が遅れたり、また歩き方や姿勢まで悪くなってしまう場合もあります。足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要です。靴を新しくしたら 4 か月頃から 6 か月に一度位は足のサイズを測り、チェックしてあげて下さい。また足の状態も歩き方も成長によって変化し、また生まれ持った足の特徴があります。時間がある時に、シューフィーターの専門家に見てもらうことをお勧めします。ちなみに大人の足になるには男子で 17 、 18 歳。女子で16、 17 歳。

子供の新しい門出に足を測ってほしい。
新入園、入学、進級の時期が近づいてきました。 最近、「どのサイズを履かせたらいいかわからないので 足を測定してください。」という親御さんがよく来店されます。 子供の成長は早く、これから本格的に、運動能力が上がり、また靴を履く時間が増えるので、 なんとなく合うと思って履かせていた靴から、これを機会にちゃんとした靴を履かせたいという親心。 これは、私共にとってはとてもウェルカムなこと。 素足を測って、生まれ持った足の特徴を知り、適切な靴を選んであげることは親として大切な役割なのかな。 と思いますし、靴屋として、そうであったほしいと願います。 ちなみに、子供にとって1cm大きい靴を履くということは、大人で考えると2cmほど大きい靴を履くのと同じです。 想像したただけでもかなり無理をさせてしまうことがわかります。お時間あるときに、専門家に見てもらうことをおすすめ。当店では、数ある子供靴の中でアシックスのすくすくをお勧めしています。お値段はちょっとお高めですが、子どもの足の事を考えて、細部にまでこだわって、丁寧に作ってあります。しかも耐久性にも優れているのもお勧めするポイント。

上履きは履いている時間が長い
新入園、新入学を控え、上履きをご購入いただく方が増えてきました。 保護者の方に、保育園、幼稚園、学校等から、 「簡単に脱ぎ、履きできる靴にして」という連絡が来るところも少なくないようです。 靴を履く時間を極力減らしたいようですね。 毎年、この時期になると、 出来たら、教育の一環で、正しい靴の履き方を指導していただけるようになるといいのにな~~~!と切に思います。 子どもにとっては一日の中で、履いている時間が長い上履きこそ重要だと思うんです。 保育士さんや、学校の先生方が子供の足の成長のことを知ったら、変わるんだろうな?って思います。 機会あるごとに伝え続けなければならないと思っています。 カインドでは、甲をマジックテープでしっかり固定できる物を、お勧めしています。

高校生に人気の靴、ローファーについて
ローファーの季節になりました。 意外と知らない、ローファーの秘密をお伝えしますね。 素材には、合皮(ビニール)の物と天然皮革の物があります。 天然皮革の物には、幅にも、少し広めの物と普通の幅の物と2種類あるんです。 カインドでは、調整が可能で、幅にも2種類ある、天然皮革の物だけ扱っています。 天然皮革の物は、耐久性にも優れているので、高校生活3年間履き続けることも可能ですよ。 又、足の幅も個人差があるので、適した幅の物を履くようにしましょう。

ローファーを履きやすく。
高校生になると、多くの新入生が履きたがるローファー。「ローファー」を履くように、指定されている学校もあります。「ローファー(loafer)」とはもともと怠け者の意味で、紐(ひも)を用いずに着脱できるモカシンのスリッポンのことをいいます。つまりひもも何もないので、簡単に脱ぎ履きできる靴です。でも、人の足は100人100様なんです。一人一人すべての足が違います。その足に脱ぎ履きは簡単とは言うものの、調整のできない「ローファー」を合わせることは、至難の業なんです。ほとんどの方は、適当にサイズを合わせて履いていますね。その結果、足が痛くなっちゃたり、脱げてしまって歩きづらかったりといろいろ大変です。その大変な靴を毎日履いて登校する高校生達を見て、靴屋としては勝手に気の毒だなって思っています。私たちシューフィッタにとっても、足に合わせづらい靴で、靴屋泣かせなんですが、少しでも快適に履いていただけるようなお手伝いをしています。ほかのお店でご購入いただいた靴でも構いませんので、困ったらお持ちください。できる限りのことはさせていただきます。