子どもの足の成長と靴選びと履き方


「子供にとって靴は、未熟な足を守るだけでなく、

足を育てることにも関係している。」

 

子供の足は、ゆで卵のようなもの

大人の足のミニチュアではありません!

子供の足は大人の足がそのまま小さいものだと思っていませんか?

それは、大間違いです。大人の足とは全然違うのが子供の足です。

小さなお子さんの足はゆで卵のようなもので、痛みを感じにくく、足に合わない靴でも履けてしまいます。靴がきつくなり痛くなっても、また、大きくて足が靴の中で動いても、それなりに履けてしまうので不快と感じません。また、自分から言葉にすることができません。それゆえに、合わない靴を履いていると、子どもの柔らかい足は変形してしまう危険性を持っています。

子どもの足の成長(レントゲン写真)
子どもの足の成長(レントゲン写真)

[生後1ヶ月]

足骨の約8割が軟骨でX線写真にも写らないため骨の数が少なく見えます。

[1歳~3歳]

軟骨が骨化現象により少しずつ硬い骨になってきます。

まだ、骨の数は少ない状態です。

[4歳~6歳]

軟骨の骨化が進み、ほぼ26個の骨の核もでき、小さい骨同士もつながって

骨格がしっかりし、アーチも分かるようになってきます。

[7歳~11歳]

骨化がどんどん進み、骨格やアーチもしっかりしてきます。

[12歳~15歳]

関節が完成すれば、もうほとんど大人の足です。

女の子で15~16歳ころ、

男の子で、17~18歳頃には大人の足になります。

子供の足の成長は早いものです。サイズ替えの目安は4-6か月です。

足に合った靴選びは、親の大事な役割です。

 

足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要です。靴を新しくしたら4か月頃から6か月に一度位は足のサイズを測り、チェックしてあげて下さい。また足の状態も歩き方も成長によって変化し、また生まれ持った足の特徴があります。

時間がある時に、シューフィーターの専門家に見てもらうことをお勧めします。ちなみに大人の足になるには男子で17から18歳。女子で16から17歳です。

★足の成長時には、足趾をシッカリ使うことが大変重要なことです。

足趾をシッカリ使うことのできる「靴選び」「サイズ選び」

そして「履き方」が大事です。

成長期のお子様の足だからこそ「足型測定」が重要です。

正しい靴の履き方。急かさず、焦らず腰を下ろして履きましょう。

靴の履き方は“踵トントン”ではじまり“ベルトをぎゅっ”で完了。

足と靴の踵を合わせるのが、靴の履き方の基本。

1、甲のベルトや靴ひもをゆるめ、履き口を開いてから足をいれます。

2、踵に足をあわせ、踵トントンタイム。(つま先トントンじゃないヨ~。)

3、踵がきちんと靴の踵部に収まったら、ゆるめた甲のベルトや靴ひもをぎゅっと締めて下さい。


疲れない靴の専門店 カインド TEL:0265-23-9241

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