「革」の勉強してきました。

長年、革靴を販売して来て、一通り、革についての知識は学んできたつもりですが、

今まで、革の専門家のお話はお聞きする機会がなく、

革についてこれほど詳しくお話をお聞きしたことがなかったので、勉強になりました。

何事もそうですが、本当に奥が深いものです。

革の製造にかかわる方や、革の販売にかかわる方にとっては、重要なお話がたくさんありました。

私ども靴屋とっては、日ごろのお手入れ方法や使い方で気を付けることが良くわかりました。

「革」のことを知れば知るほど、

魅力のあるものだと思います。

先人たちの知恵がいっぱい詰まったものが「革」であることも実感しました。

靴に関していえば、

革の靴はどうしても高価になってしまうので、

比較的安価な合成皮革や合成繊維の靴が多くなっているのが現状です。

革靴の魅力や良さ、そして、

革の魅力が、充分伝わっていない気がしてなりません。

「革」は天然の物です。

だから、同じものは二つとないものなんです。

同じ動物の革でも、

部位によって性質も色の乗り方も違うんです。

熟練の靴職人さんが、革を読むとよくお話しされていますが、

少しばかり意味が分かった気がします。

又、経年変化をしますので、

それも魅力の一つですね。

「革」の特徴を理解して、正しく使うとこれほど魅力のあるものはないように思います。

私たちは、

足に合った靴をお勧めするとともに、

「革」の魅力も伝えていかなけらばならないと感じました。

上は、テキストです。右の革のサンプルは、様々な実験の結果です。