6月のウォーキングの例会で、飯田市座光寺の高岡1号古墳(通称:高岡の森)の近くにある恒川官衙遺跡に行ってきました。
「ごんがかんがいせき」と読みます。
遺跡の存在は知っていましたが、行くのは初めてでした。
ウォーキングの仲間の中の詳しい方の説明を聞きながら歩きました。
律令時代(7世紀末から10世紀にかけて)の重要な役所跡です。
1000年以上も前の人々の暮らしや仕事ぶりを想像しながら、
当時に思いをはせながらのウォーキングでした。
その当時の都(平城京・平安京)と東国各地を結ぶ主要道(東山道)の結節点に位置するこの地域は、
当時の国づくりに重要な役割をしていました。
当時、都でしか流通していなかった希少な古銭(富本銭・和同開珎銀銭)が出土しており、
都との深いつながりがあったことがうかがえます。
すぐ近くには恒川清水(ごんがわしみず)という、今でもきれいに保存されている場所があります。
神聖な場所として、当時は祭祀が執り行われたであろう重要な場所です。
きれいに整備されているので、わかりやすいと思います。
一度訪れるのもお勧めです。